D11 セゾン文化財団理事長、クレディセゾン常務取締役、百貨店営業企画室 北條愼治 (撮影日:2025/06/19)

北條愼治氏は1969年入社。渋谷店販売計画で営業政策、改装計画に従事した後、本部営業企画で全店大型プロモーション、新店・改装計画や営業政策に従事。旭川、五番舘、アムス西武仙台、池袋10期、船橋・八尾の改装等に従事。有楽町開店準備を最後に営業企画から多角化事業に転務し、当時国の政策の輸入促進を堤氏が受けて、額の大きい自動車に着目し、既存のシトロエン、サーブの西武自動車に加え、ジャガージャパン、クライスラージャパンを設立し、大沢商会のアルファロメオ輸入もあったが、皆ジャパン社ができて事業承継した。93年からクレディに転籍し、百貨店から引受けた旅行会社VIVRE、青山うらく、西友から引受けた赤城自然園、西洋環境から引受けた王立園芸協会に携わる。退任後はセゾン情報システム等にも携わったが、24年からセゾン文化財団理事長に就任した。経済成長期の日本と堤氏の戦略の関係は深い。当時セゾン総研の消費者起点論が流通業に与えた影響も大きいがグループ消滅で全て失われ残念。堤氏の意志が消えないよう文化財団は法人会員以外に個人会員も作るので支援願いたい。