D15 池袋コミュニティ・カレッジ館長、池袋販売計画部 横越友一郎 (撮影日:2025/06/30)

横越友一郎氏は1974年入社で最初、全国提携店統括や新店開発を担当する、本部業務部に配属。半年で組織がなくなり池袋婦人服ドレスコート売場を経て、2階ヤング婦人フロア内サンリオ等雑貨3売場のショップマスター、後池袋販計で池袋10期改装後始まった月1回の16頁カラー折込プロパー情報チラシTHE SEIBU SPECIALを浅葉事務所で取組み、シーズンファッションから催事まで幅広い情報を扱う。その後池袋コミュニティ・カレッジ館長に9年間従事。その間、スタジオ200連動アート講座、食品取引先連動の日本酒講座、エルメスジャポンのクリエイターの京都工房への研修派遣等、百貨店の各部門連動で一般カルチャーセンターと大きく異なる講座を開催。ニューアカブームで中沢新一講座、セゾン総研と組んだビジネス講座等も開催。堤清二の「市民に開かれた学びの場」を具現化した。事業部として黒字化のため、宣伝費を削減し、新規より継続率を重視。また多能工化を図り、講座開発メンバーがレジや受付も担当し人件費を下げたが従業員の一体感も生まれた。コミュニティ・カレッジに9年居たため、異動対象となり本部営業企画に異動。その後は基準化・標準化が合言葉となり、このころからコストダウン優先で西武らしい創造性は失われていった。