1984年に渋谷店に入社した堤真理氏は菊竹清訓氏設計の12階建ファッション館、渋谷シード館の2年目の1988年から勤務し、オリジナルの
SEED by Designersフロアでジュンコシマダ、安部兼章、Yukata Yamagishiなどのデザイナーと組んだファッションを生み出し、売場作りや照明、音楽までフロアごとのフロアマスター制で責任をもって運営してきた。SEEDにはカフェ2つやSEEDホールもあり、キースヘリング、ロバートロンゴ、マークコスタビ等先端アートも展開していた。小山田圭吾氏等ミュージシャンも多く働いていた。その後千葉ジュンヌ館館長も務めDCブランド期より後だったが、多くのカリスマ販売員の高い情熱に支えられた。その後ゴルチエとのPB開発にも従事した。入社当時はウインドーを徹夜で作る川久保玲氏に圧倒された。デザイナーと身近に接してその情熱を学んだことは大きな経験になった。
B9
渋谷店SEED館
堤真理
(撮影日:2025/04/25)