1971年入社した陸川徹氏は池袋店食品売場の生鮮塩干物売場に配属された。当時魚、肉、野菜は自営で、陸川氏もシャケを捌いて販売していたが、この仕事は先輩の山崎元社長や食品林部長も経験していた。82年の西武食品館誕生で、ホットデリカ、京錦小路、ルノートル等が誕生し、本格、時短、健康等食の新時代ニーズ対応売場ができた。パリ駐在の尽力もあり、ルノートル、ボキューズ、ロジェベルジェの3星シェフが日本に上陸した。ルノートルのフリボーシェフはNHK今日の料理にも登場。全国で弟子がフレンチを広めたが、ロアジール館7階デリカセブンの料理教室が最初だった。当時は食品以外も商品部は競技場で、お客様の半歩先を行く日本初の商品を次々生みだした。中元歳暮が活況でオペレーションが限界となったため日本初のカタログギフト、ごっつぉ便ができ一般化。一村一品運動を受け、バイヤーは全国を回り、ふるさとや等の売場も生まれた。
C8
商品部食品、池袋食品館
陸川徹
(撮影日:2025/05/22)