D5 本部販売促進部宣伝企画、西洋環境開発、エグゼ、東京テアトル 菅家肇 (撮影日:2025/06/11)

菅家肇氏は1981年、中途入社で本部販売促進部宣伝企画に入社し、新聞等の出稿計画と経費管理に従事。当時は年間広告テーマキャンペーンに連動した全店プロモーションとして「不思議大好き。」と連動した古代エジプト展等が大きな成功を収めていた。また有楽町店、つくば店開業広告も大きな話題だった。その後西武の媒体の中心が新聞から電波に移行する動きに合わせ、館内CCTVやチケットセゾンを傘下に置くメディア事業部に移籍。渋谷など館内メディア化は一部成果は出たが、そのころグループ内の映画事業に異動し、映画製作会社エグゼで「帝都物語」のキャンペーンを担当した。当時の親会社だった西洋環境開発は都心マンションでは利益を出していたが西京桂坂など大規模なベッドタウン開発や美浦等のゴルフ場開発や地中海クラブと組んだリゾート開発、六甲アイランド、南港プールズ等で大きな資金がかかっていた。また銀座一丁目テアトル東京跡地開発ではホテル西洋銀座、銀座セゾン劇場等が誕生したが、ホテルの不振でセゾン劇場も閉鎖になった。テアトルは元々の銀座に加え、新宿、池袋にも映画館があり、西武西友内にも映画館が増えたため、テアトルが運営するキネカ名の映画館を作っていった。当時の映画製作と上映は今と違ってコストがかかり、シネコン誕生前のため、利益体質になりにくかった。その後百貨店ダイレクトマーケティング事業部に異動したが、通販事業であるのに百貨店型のイメージ発信重視体質で物流強化を訴えたが、事業の体質を変えるには至らなかったのは残念だった。