C11 営業企画室、海外プロモーション 白石周行 (撮影日:2025/05/27)

1977年入社の白石周行氏は、池袋店食品ハム売場を経て、3年後に本部の営業企画室販売促進部宣伝企画課に配属された。当時営業企画室長は本間常務で、営業企画部は内村部長、販売促進部は増渕部長で白石氏はその中の宣伝企画課で課長が倉重部長だった。この頃始まった海外催事は美術館のエジプト展に連動した不思議大好きキャンペーンだった。次に2回のニューヨーク展でテレビ特集番組とブルータス買切り特集化。ここで日本に初めて今のブレイキンとグラフィティペインティングのキースヘリングも招聘した。NYからは後にフィリップグラスも招聘。フランス展ではドラァグクイーンのミシューを招聘。イタリア展ではポストモダンのメンフィスグループを招聘し、紳士服VARIEの広告も作った。西武ブランドだったベネトン、フェレ、ミッソーニ、ボッテガベネタと一緒にショーも開催した。スペイン展ではオリンピックキャラクターのマリスカルも招聘。インド展ではミヤケイッセイと組んでアシャ等を立上げた。当時雑誌に傾注したのはターゲットを絞り深く刺さるため。今はネットで狭く深くは簡単だが、逆にマジョリティ向の媒体が無くなったと思う。