C4 池袋趣味雑貨ロアジール館、カミカ 安部正弘 (撮影日:2025/05/15)

安部正弘氏は1969年池袋家庭用品に入社。9期改装で石井甫氏指揮の元7階から上層をロアジール館とした。7階は食のデリカセブン、その上にスポーツ、ホビー、音映像、書籍、美術館という構成になった。音映像はディスクポートの他、オーディオとコンピュータが入った。この中でアトリエヌーボーというクラフトギャラリーが始まり、芸大の金工の先生やヤマザキミノリ氏などが参画。後の銀座和光のウインドー作家を多く輩出した。福田繁雄氏がここのコンセプトを作った。アトリエヌーボーコンペはイタリアでも行われ、ブルーノムナーリ氏が委員長になった。アトリエヌーボーのビジネス化は美術館展示の東京スタデオほどうまくいかなかった。後に小池一子氏の提案で始まったギフトカードやラッピングのカミカの社長を任されこの会社を再生。今もロフト等で商品展開中。ここのデザインには西武の松本健治氏が大きな役割を果たした。ニューヨーク展では池袋納品所でオルケスタ デルソルを招いてサルサパーティを開催した。